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西本智実 with スミ・ジョー

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西本智実 with スミ・ジョー イン・コンサート

西本智実 with スミ・ジョー イン・コンサート
リトアニア国立交響楽団

サントリーホール 大ホール (1階20列)

  1. シュトラウス2世:オベレッタ「こうもり」より 序曲
    Johann Strauss II : from "Die FCledermaus" Ouverture
  2. シュトラウス2世:オベレッタ「こうもり」より 田舎娘を演じる時には
    Johann Strauss II : from "Die FCledermaus" Spiel' ich die Unschuld vom Lande
  3. デラックア:ヴィラネル(牧歌)
    Eva Dell'Acqua : Villanelle
  4. ヴェルディ:オペラ「椿姫」より 前奏曲
    Giuseppe Verdi : from "La Traviata" Preludio
  5. ヴェルディ:オペラ「椿姫」より 第1幕 ヴィオレッタのアリア
    「不思議だわ・・・ああ、そは彼の人か・・・花から花へ」
    Giuseppe Verdi : from "La Traviata" Aria
    E strano! ...Ah, fors'e lui che l'anima ...Sempre libera degg'io
  6. ヴェルディ:オペラ「椿姫」より 第3幕 前奏曲
    Giuseppe Verdi : from "La Traviata" Preludio of Act 3
  7. ヴェルディ:オペラ「椿姫」より 第3幕 ヴィオレッタのアリア
    「さようなら、過ぎ去った日よ」
    Giuseppe Verdi : from "La Traviata" Aria
    Addio, del passato
    1. Encore

    2. オッフェンバック :オペラ『ホフマン物語』より「生垣には小鳥たち」
      Jacques Offenbach : from "Les Contes d'Hoffmann" Les oiseaux dans la charmille
    3. プッチーニ :オペラ『ジャンニ・スキッキ』から「私のお父さん」
      Giacomo Puccini : from "Gianni Schicchi" Oh! Mio baddino caro
  8. リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」 作品35
    Rimsky Korsakov:Scheherazade, Op.35
  9. ラヴェル:ボレロ
    Joseph Maurice Ravel : Bolero

西本智実 with リトアニア国立交響楽団の公演会場で購入したCD「Sumi Jo & Tomomi Nishimoto IN CONCERT」が、ずっと頭から離れなくなりました。
特に、スミ・ジョーさんの声。

実は、ひらぎは、声楽に対して苦手意識があるのです。
特にソプラノの声は、耳に心地いいかどうかがはっきりわかれるところで・・・
声楽のプログラムはついつい避けがちだったんですね。

このCDの声を聴いた瞬間から、これは生音で聴かなきゃいけない!!というような、衝動的な気持ちが湧き上がってきて、思いのままに公演日程を再確認。
サントリーホールでの公演でS席のセンター寄りの席が空いていたので即座に手配しました。

この公演は、スミ・ジョーさんとのプログラムでの楽日。
プログラム内容も、ツアー中のプログラムとは少し違っていて、CDとほぼ同じ内容を生演奏で聴くことができました。

"オベレッタ「こうもり」より 序曲"の演奏で、西本さんが指揮棒を振り上げた瞬間から、先日の公演と同じ会場なのに、空気が違って。

「あぁやっぱり来てよかった。」と思いました。

スミ・ジョーさんの歌声は本当に透き通るように綺麗で。
綺麗なだけじゃなくて、どこか可愛らしい雰囲気が必ず隠れていて。
歌うたびに開場が楽しく沸いて。

アンコールでの「生垣には小鳥たち」の"ドールソング"では、スミさん演じる人形さんのゼンマイが途中で切れてしまって、「ふにゃぁ・・・・・」と力尽きてしまい、西本さんが慌てて指揮台から降りて、ネジをまわす仕草をして、もう一度歌いだす・・・というパフォーマンス(?)が2度ほどありました。
特に2回目は面白くて、ゼンマイの巻きが甘くて巻きなおすという手の込みよう。(笑

このパフォーマンス、既に別公演で行われていて、Blogレビューで読んで、楽しかっただろうなぁ。。。と思っていたので、見れたのは本当に嬉しかったです(*'▽'*)

最後のほうでは、人形さんが扇を動かす場面で、自分を仰ぐ動作から西本さんを仰ぐ動作に(笑
その瞬間、西本さんが扇の動きにあわせて、燕尾服の両胸元をぱたぱたひらめかせる仕草をしたり、スミさんが人形の動作のまま、西本さんに向かって投げキッス(笑

その仕草に、楽しそうに笑いながら答えている西本さんがまた可愛らしくて。

ラストのソプラノボイスでの盛り上がり(こういうのって、なんて言うんでしたっけ)では、西本さんが手の仕草で周囲に拍手を求めて盛り上げる場面もありました。

スミさんとの競演は、本当に西本さんがノビノビと楽しそうにやっているように見えて、いつものソリストとの競演とは違う雰囲気を体感できて、なんだか不思議でした。

会場が沸くたびに、西本さんをHUGして頭をナデナデするスミさん。
かわいい子供をあやすような仕草に思わ笑いがこぼれてしまいますw
思わず「かわいい~!」とつぶやいてしまいました(笑

それ以外にも、演奏中の動きや演出、音。
西本さんの手をひいてステージから去る時。
アンコールに答えてまた西本さんの手をひいてステージに戻ってくる時。

随所随所で、会場全体から何度も笑いと拍手が起こっていました。
あの独特の雰囲気はきっと、スミさんの魅力そのものなのかも?

ところが後半の演奏は、その余韻を打ち消すように一転空気を変えて。
シェエラザードからボレロへ。
前半がスミさんの空気なら、後半のこの空気は、確かに西本さんのものなのだろうと、思います。

西本さんのボレロは、やっぱり何度聴いても、ひらぎにはものすごい衝撃です。
今回のコンサートに誘った友人も、「ひらぎがこのボレロでほれ込んだ意味がわかった!」と大満足の様子で、さらにもう1人の友人も「すごい頭に残る!」と会場を去るときに口ずさむほど(笑

本当に、素晴らしい公演でした。

今度から、声楽の公演も積極的に選んでみようと思います。
食わず嫌いが、直された!そんな気がします。(笑

- - - - -

"ファンの姿勢"について、様々なところで議論が交わされているのを見ます。
(この議論は、宝塚でもクラシックでもJ-popでも起こる議論ですね。)

多分、そういう議論を参考に私のファンとしての姿勢を見直すと、「否」に分類されるものなのではないかと感じています。

明解で踊るように優美な指揮姿だと感じて、そこに魅力を感じています。
女性が世界で活躍していることや生き様そのものを尊敬して、憧れています。

西本さんの指揮姿を見ると、自分自身に活が入ります。
世界に身一つで飛び出して、ここまで壮大なスケールにまで駆け上って、さらに目指すところに向かっていく"女性"の姿を目の当たりにするからです。

それを、自分の姿と照らし合わせます。
「フリーランスで仕事をしている自分がどこまで頑張れるのか。」と。
公演によって、背筋を正される思いがしたり、背中を押される思いがしたり、いろんな気持ちを持って帰ることができるのです。

もちろん、クラシック音楽が好きです。
そのクラシック音楽の数あるクラシックコンサートの中でも、西本さんのコンサートに通うのは、西本智実という人がそこに居るからにほかなりません。

間違いなく、西本さんのファンとして、その公演に足を運びます。
西本さんが男性だったら?通わなかったかもしれません。
それはあくまで仮定なので実際どうなるかはわかりませんが。
(結局、ボレロでほれ込んで通うかもしれませんw)

つまるところ。
総括すれば、ひらぎが彼女のファンである理由はきっと、女性指揮者だから。なのです。
その姿勢を否定されたら。ミーハーだといわれたら。
きっとひらぎは何も言い返せません。

でも、「ファン失格」とジャッジすることができる立場の人がこの世界のどこに居るのか?
「ファンの姿勢」に正解はあるのか?とも考えます。

少なくとも、ひらぎには"正しいファンの姿勢"かどうかをジャッジする資格はなさそうです。
かといって、自分のこの気持ちを正すつもりもありません。
(正すという言い方が正しいのかどうかもわかりませんが)
芸術・感性の世界で感じることを、否定したところでその気持ちは消えないのです・・・

そんなわけで、今までは積極的にファン同士の交流の場に書き込みをしていましたが、最近ではそこに参加していいのかどうかも、正直わからなくなって控えています。
参加したい気持ちはあるんですが・・・。

この議論は、やっぱり常に議論になるだけあって、結論を出すのが難しいです。

Comments:1

「情熱の系譜」制作メンバー(友久) 2010年7月16日 14:56
★西本智実さんご出演の「情熱の系譜」は7/19(月)22:54より放送です★ はじめまして! 「情熱の系譜」という番組の制作メンバー、友久(ともひさ)と申します。 7/19(月)22:54よりテレビ東京で放送される 西本智実さんご出演の「情熱の系譜」ご覧いただきたく、 レスつけさせていただいております。 番組では、西本さんが大きな影響を受けられたという、 明治の美術家・評論家の岡倉天心について、 ご本人に熱く語っていただきます。 西本さんの音楽にかける情熱を感じられる内容となっておりますので、 ぜひご覧いただけますと幸いです。 また、You Tubeでも番組を同時配信しておりますので、 放送をご覧いただけない場合には、 7/19(月)22:54以降に、You Tubeで同様にご覧いただけます。 http://www.youtube.com/user/jkeifu よろしくお願いいたします!

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