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バラの家 日曜バラ塾:10月「切花で花束づくり」

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*------------------------*バラの家 日曜バラ塾:10月「切花で花束づくり」

切花で花束づくり

10月のバラ塾のテーマは、「軽く包装紙とリボンをかけただけでもそれなりの花束にはなるので、育てたバラを共感してもらう楽しみ方を。」ということで、切花ブーケの作り方をやりました。

いつもと違ってサラリと終わっています。
なぜなら、文字にできる部分が少ないからです(笑

今回は、切花生産農家さんだったてんちょのノウハウ炸裂な会。というわけですね。

切花で花束を作るために大切にしたいポイント

バラの花を切花にするために大切なこと。
いくつかあるようなのでポイントとしてあげてみます。

花持ちの良さと香りの関係

基本的に、香りの良さと花持ちの良さは反比例の関係にあるそうです。

花持ちを優先したいときは、花弁がパリっとして固めの香りがよくないバラを選びましょう。
香りの良いバラは花弁が柔らかくて花が開きやすいので、どうしても花持ちが悪くなってしまうそうです。

花を切るタイミングと切る位置

花を切るのも適したタイミングがあるって、みなさんご存知でしたか?

基本的に暑い時間帯に切るのは一番水揚げの悪いタイミングなので、この時間帯を避けて、朝イチか夕方が良いそうです。
そのなかでも朝の花はしっかりと水を蓄えているので朝イチがベスト!
日が昇ってからの8~11時くらいの間が一番花が開きやすい時間なので、この時間帯より少し早いぐらいが理想のようです。

花を切る位置は、お花屋さんのようにステムを長く取る必要はないそう。
短くてもかわいらしいブーケはできるので、5枚葉か7枚葉の上で切れば問題なし。
開花後剪定(芽が出たあたりから花の中間辺り)の位置で切れば、大体5枚葉から7枚葉の位置になります。
この位置で切れば、次の良い芽が出てくることになるので一石二鳥!

水上げ

切った後は、最低でも5時間ぐらい深水につけて水上げを。
朝取って水上げをして、夕方頃にプレゼントするのがちょうど良いようです。

勿論、水上げも涼しい場所で!
暑い場所だと結局、開花が進んでしまって意味がないことに...(TωT)

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深い水につけることで、しっかりとバラに水を蓄えさせます。

FGローズなどの切花系の品種は、水上げが得意ですが、ガーデンローズのなかでも初期の花弁が柔らかくて香りが良いバラは水が上がりづらいので、花首まで深い水につけることで強引に水を蓄えさせるのがコツだそう。

深水につけたこの方法は、パスカルの原理を利用したもの。
パスカルさんが見つけたこの原理は、「水圧と同じ圧力が他の物体にもかかる!」という魔法の原理です。(細かい原理の説明はリンク先のWikiをご覧ください。)

この原理を利用して、バケツの中にはいった水と同じ高さの位置までバラの茎の中にも水が強制的に入っていくので、水上げが苦手な種類のバラでも簡単に水上げ作業をすることができます。 

花束を作ろう!

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一通り説明が終わった後で、バラの家の店内をまわり、バラ塾の参加者さんそれぞれが1本お気に入りのバラを選び、てんちょさんが切ってくれました。

それを深水につけて水上げをして...

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水上げ中のバケツのなかは、こんなにかわいらしいことに!
みなさん好みがちがって個性豊かなバラが揃いました♪

これを、店内の塾スペースに映り...ここからはブーケの作り方に!
ポイントと写真でご説明しますが、後半に掲載させていただいたZAZUさんのムービーをご覧頂くのが早いとおもいます(笑

1.下準備

切ってきたバラは、半分ぐらいから下の葉を落として、棘を取っておきましょう。

2.花を寄せる

参加者の皆さんはお気に入り1本ですが...
てんちょさんのデモンストレーションは「欲張っていっぱいつかいます♪」

平行に集めていくだけでOK!
花の面を見て、集めていきましょう。

「きれいな花はヘタにやらなくてもそれなりにきれいになるので♪」

とはいえ!真ん中高めのほうがきれいに見えるそうです。

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一通り集めたら輪ゴムをかけて、枝の切り口を揃えます。

ティッシュを5~10枚をどのぐらい時間かかるかによって調整してあげて、切り口にあたるようにまきつけます。
その後に、アルミホイルやビニールを上からかぶせて口を止めましょう。 

2.包む!

可愛く寄せられたら、つぎはラッピングです。

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今日は基本的に家庭にあるものをつかって包むのだそうです。
ラッピング用品に選んだのは...茶封筒!

カッターをいれて封筒を広げて、くしゃくしゃっとまとめると、ナチュラル系包装紙に大変身です。

くしゃくしゃとまとめるのは、ナチュラル系ラッピングの基本ですよね~。
新品のワックスペーパーでラッピングするときも、私はくしゃくしゃっとしてから使います(笑

「ここから先は手先の遊びだとおもってください」

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ラッピングは、風や衝撃から花を保護する役割もあります。
基本的に花も隠れるように包んであげましょう。

3.実践編 - 参加者さんたちのブーケ

ここからは、皆さんの実践編す。

今回のバラ塾はみなさん自分でつくったブーケをお持ち帰りしたので、皆さんBlogなどで公開されています。

みんな個性豊かで可愛いものばかりー!

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てんちょさんのデモンストレーションの後、同じ花束をつかって、参加者であり本業の方!であるPOCOさんがラッピング。
プロの技を見せてくださいました♪ステキー!

私も一生懸命つくりましたが...どうでしょうね(笑

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左上の紫ラッピングがそうです。
バレリーナのヒップと、一重のチョコチップのブーケ。

我が家のバラもこうしてブーケに出来る日が来ればいいなぁ~♪

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