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地震がもたらしたもの。

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日本中をまさに"激震"させた地震・・・毎日ニュースに流れてくる内容に驚きの連続です。

当初、最大震度7、マグニチュードは8.8でしたが、翌日にはこれが、修正されて、マグニチュードは9.0になりましたね。
気象庁の発表によれば、今回のこの大きな地震は、3つの大きな地震が立て続けに起こったことでこれだけの規模の地震になったそうです。

約6分の間に、三陸沖を震源にした1度目の地震、福島県沖を震源として発生した2度目の地震、さらに立て続けに茨城県沖を震源とした3度目の地震が断続的に起こったそうです。
だから、とっても長い地震だった。というわけなのだそうで・・・もう、震源地、というより、震源域!
ニュースによれば、この地震域は、南北に500km、東西に200kmだったそうです。

そして、3つの地震を合わせた規模が、今回修正された、M9.0。
このM9.0という規模は、20世紀以降に記録されている世界の地震でも最大規模なのだそうです。

そして、Googleでは、今回の地震前後の衛星写真が公開されています。

下の写真は、南相馬市の鹿島区です。
沿岸部は、かなり大きな津波が押し寄せ、地震直後は湖のように・・・。

南相馬市鹿島区

今回の地震で地盤が数十センチ落ちたそうで、場所によってはなかなか津波の水がひかないとニュースで伝えられていました。
日本自体も右側に移動し、地軸もズレて1日の長さが変わったとか。
今回の地震は、本当に大きな、地殻変動をもたらしたのだとわかります。

私の親戚は、この鹿島区と同じ南相馬市に住んでいます。
親戚はみな無事でしたが、ちょっと遠い親戚は、家は7mの津波に流されてしまいました。
自分の数メートル後ろまで津波が迫っていたと、私に話してくれました。

そして、親戚の中には、数日後に沿岸に流されていて救助されたお友達や、亡くなったお友達もいるのだとか・・・。

いつも親戚の家にいくために車で通っていた、双葉・浪江も、大きな被害・・・。

愛着のある場所と人に、これほど大きな出来事が起こるなんて、想像もできませんでした。

今、沢山の人が必死の対応をしてくださっている福島第一原発の写真もありました。
以下は、2004の時点で撮影された、福島第一原発。

福島第一原発 2004

そして、以下は、地震発生後、津波に襲われた後の福島第一原発。

福島第一原発 津波後

今、沢山のトラブルに見舞われている理由が、この写真だけで説明できそうです・・・。

70年代につくられたこの施設が、M9.0震度7の地震と、数10mの津波にコアの部分が耐えたことは、本当に不幸中の幸いというべき事実だろうと思います。
その後、冷却装置が津波に飲まれてしまったことで立て続けに起こるトラブルは、素人にはコメントが出来ない難しい問題ですが、最悪の可能性をぬぐえないものの、今だ人の手でそれをギリギリのラインだろうと回避できている。という事実も、評価されるべきだろうと私は思います。

既に検出されてしまっている放射線の問題やその他の問題はまだ解決・収束していませんが、このトラブルについて不満を言えるのは、現地に行って自分の身体をつかって、行動している人だけだとも思います。

今はただ、現場で身体をつかってなんとかしようとしてくれている人の無事と、成功を祈りながら、不十分な原発・放射線の知識をふやして冷静に対応するしか、ありませんね・・・。

最終的に、第一原発から半径30kmが屋内退避の指示になりました。
南相馬の親戚は、ギリギリこの指示圏外だったのですが、すぐ近くの家までが避難指示区域という微妙な距離だったので、自主避難という形を選んで、神奈川の親戚宅などに避難してきました。
(その移動も、ガソリン不足にかなり悩まされました!!!!)

今日、まだ避難を終えていなかった親戚が神奈川に移動するということで、埼玉の高速道路から神奈川の目的地まで伴走?先導?して、親戚は無事、目的地に着くことができました。
みんなの顔がみれてホッとしていますが、まだ、公務員の親戚が仕事のため現地に残っているし、原発の問題がいつ収束して、いつ家に帰れるのか?まったく先が見えない状況です。
みんな笑顔を見せてはいるけれど、きっと不安や心配が沢山あるはずです・・・。

今日より明日、明日よりあさって。
少しづつでいいから、良い方向に進展して欲しいと、心から思います。

そういえば。

高速道路のいたるところで自衛隊・レスキュー隊の車に会いました。
近郊・遠方かかわらず、いろんな県から災害救助のために、救急車やレスキュー車に乗って被災地へ向かい、現地で活動して、また他県のチームと交代して帰っていく。
言葉にすると簡単ですが、本当に凄いことです。

地震と原発のトラブル。
親戚。
計画停電と節電。
燃料不足。

いろんな出来事や問題が、いろんなことを考えさせてくれます。
それを、自分なりに、今の状況を租借しています。

どうやら、地震が私にもたらしたものは、津波・原発のトラブル・インフラトラブルだけでは、なさそう。
それを文章に出来る日が来るかはわからないけれど・・・。

みんなが無事言えに帰れて、お墓参りが出来る日が早く来るといいな。

眠さにまかせてつらつら描いてしまいました。
脈絡のなさ、文章の稚拙さがいつも以上に酷いと思いますが、ご容赦ください・・・。

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