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- 06-06,2006
- 本
ダヴィンチ・コードの著者、ダンブラウンのデビュー作品が、出版された。
その名も「パズル・パレス」。
この小説の舞台は、アメリカに存在するとされている、諜報機関、NSA。
最も謎に包まれた史上最強最大の、この機関の別名が、パズル・パレス。
パズル・パレスは、全世界の全通信を傍受できるスーパーコンピューターを備えている。
テロリスト、一般市民、政府、なにもかもを監視可能なこの施設に、疑問・異論のある元パズル・パレスのスタッフが、NSAに対して、攻撃を仕掛けたことから物語が始まる。
このパズル・パレスは、全世界の通信傍受機関であることが故に、それらの通信データに施された"暗号化"を解析することがお仕事なわけです。
つまり、そこのメンバーたちは、暗号学のスペシャリスト。
その暗号学のスペシャリストに対しての攻撃は、世界標準である「暗号化アルゴリズム」を超える、最新型の「暗号化アルゴリズム」を開発し、世界に配信すると声を上げたこと・・・。
目には目を、歯には歯を。という作戦。
現在では、世界標準化された暗号化アルゴリズムがある。
そのアルゴリズム解析に特化したスーパーコンピューターを開発したことで、NSAの地位を保っていたのにもかかわらず、最新型アルゴリズムを完成させ、普及されてしまえば、NSAは仕事ができなくなってしまう。
それどころか、相手が求めてきたのは、国家機密レベルで扱われている、そのスーパーコンピューターの存在・・・つまり、全世界の情報を傍受していることを、公表すること。
なんだか、雲をつかむような話なのに、彼が書く物語はあまりにも「カンペキすぎる」ほどに出来上がっているのだから、それにまずビックリ。
そして、なによりも驚くのは、この小説が作られたのは、約10年前。
21世紀では、当たり前のように話されているこの話題を、彼は既に10年前に先取りしたこと。
実際に、現在NSAで構築されているといわれる全世界的な通信傍受システム「エシュロン」が、人々に知られたのは、2001年。
この書籍が発売されたのは、1998年。
・・・3年の差はなんなのか・・・!!
彼の処女作であるにもかかわらず、ダヴィンチ・コードに負けず劣らず、なかなかのサスペンスミステリーなので、是非読んでみることをお奨めします!
天使と悪魔より面白かったかもしれない・・・。
でもそれはあたしが科学者ではなくて、ITバカだからかもしれない・・・。Σ( ̄□ ̄;
(一部、あとがきより情報引用)
「パズル・パレス」 ダン・ブラウン
翻訳:越前敏弥,熊谷千寿
出版:角川書店